なぜ、このブログを始めたのか？

田舎にある実家を出てから40年以上、都市近郊でサラリーマンをしてきた筆者は、実家はいつまでも昔のままで在ると思っていました。リタイア後は野菜づくりでもして悠々自適に暮らそうかと思っていました。

ところが気づいた時には里山の自然、特に川の風景、畑や田んぼが変わってしまいました。いつか見たはずの風景は無機質なコンクリートに分断されてしまいました。無残な川や田んぼ、畑、地域のコニュニティーなど本当は死守すべきだったものの多くが変わってしまいました。当然、価値観や人々の意識も変わっていますが、守るべきだった自然が変化してしまいました。

定年後、変わってしまった里山の自然環境を前にどうすべきか考える日々が続いていました。そんな中2013年、角川書店発行の「里山資本主義」と言う書籍に出会い自分の考えが鮮明になりました。この本の前書きにあるような現代社会のとらえ方には共感することが多く、描いていた里山のことがオーバーラップし、リタイア後の活動をイメージするきっかけとなりました。

それから10年近く試行錯誤をくり返し、準備してきたことを実践するため「里山モノジロウのリタイアDIYライフ」を始めます。このブログはその活動記録のまとめです。